2023年3月29日リンク更新しました。
オーディオインターフェースはDTMを行うにあたってパソコンと音楽製作ソフトDAWと並ぶ重要デバイスといえます。
ひと昔前のデバイスに比べても現在は様々な機能や特性があり廉価なオーディオインターフェースでも高音質は最低条件であり、高度なマイクプリアンプが搭載されていたりとDTMの初心者にとっても充実した録音環境が整いやすいのが現代の音楽制作の大きなメリットかと思います。

今やオーディオメーカー各社が製品のクオリティで競い合っており、安かろう悪かろうの時代ではないというのはユーザーとしては嬉しい限りです。
DSP機能が搭載してあり音の遅延であるレイテンシーがほぼ0でのエフェクトを使用できたり、ミキサー機能が付属しており操作性にたけたもの、モニターコントロール機能がついていたりとひとえにオーディオインターフェースといえどその特性は様々です。
今回は2021年最新のオーディオインターフェース選び方を特集します!

関連記事:オーディオインターフェース使い方!UR22MK2のPC接続方法!

まずオーディオインターフェースとは?
ツマミがついたミキサー機能搭載のものも見受けられますがアナログミキサーと違うのはこのAD/DA変換となります。
DTMの必須アイテムの一つがオーディオインターフェースです。
自分はユニバーサルオーディオのAPOLLO TWIN-USBや、スタインバーグのUR28Mを使っており、以前はUR22MK2やヤマハのものなどいろいろ試してきました。
安くても素晴らしいスペックを誇るデバイスが現在多々販売されています!制作環境にぴったりのモデルが見つかると良いですね!
最新のオーディオインターフェース選び方は?

ここ数年はPCの高スペック化やコスパの高いBTOパソコンのさらなる普及など低価格化も進みPCを使用した音楽制作DTMの一般化が進んでいます。

サウンドメーカーがしのぎを削り様々なデバイスやソフト・プラグインが開発され多機能化しており、宅録者にとって嬉しい選択肢の広いDTM環境が実現されています!
オーディオインターフェースも安かろう悪かろうの時代ではなく、1万円台でも多機能で優れたプリアンプが搭載されていたりします。
オーディオインターフェースの選び方としては
- 値段やコスパ
- 音楽製作ソフトのDAWが付属しているか?
- プロレベルか初心者向けか?求める環境
こういったところが基準になりそうです。
それらをふまえて現在のオーディオインターフェースの選び方を特集します。
オーディオインターフェース選び方1:値段とコスパ


ひとえにオーディオインターフェースといっても値段は様々です。
ただし数多くのIOが台頭している中で大手競合がせめぎあい低価格なものでも高品質なデバイスが多々あります。
スタインバーグのUR22MK2など1万5千円前後にして優れたクオリティさから大ヒットしており良い例かと思います。



DTM初心者で1万円台から選ぼうと思ったらKOMPLETE AUDIO 2やスタインバーグのUR22MK2などやはり大手のメーカーのオーディオインターフェースから選ぶことをおすすめします。
DTM中級者でさらなる音質を追求したい方は5万円前後のミドルレンジを狙うのも良いかと思います。


最近ではスタインバーグUR-RT2のようにハイグレードながら価格帯としては4万円以下のモデルも発売されています。


プロ品質の環境や高音質を得たい方は10万円~クラスの世界的にヒットしているモデルがおすすめです。
高価格帯のオーディオインターフェースはその安定性や解像度の高さだけでなく、DSPを搭載したモデルもあり、高機能なプラグインを低レイテンシーでかけ録りできるといった大きなメリットを持ったデバイスもあります。
APOLLO TWIN MKII やRMEのBABYFACE-PROなどが有名です。
自身も使用しているアポロツインで使えるUADプラグインは、NEVEや1176のリミッターなど超有名で普段使うことができないような効果な機材をモデリングしており、非常に重宝してます。
選び方2:DAW音楽制作ソフトが付属している?


これからDTMを始めたい方はPCは持っていてもDAWを持っていない方もいるかと思います。
初心者の方はDTMで必須のオーディインターフェースでDAWの簡易版がついたものを購入するというのも選択肢としてあるかとおもいます。
簡易版のDAWはプロ版に比べて機能制限や入っている音源数が少ないなどのもので、オーディオインターフェースを購入した日からDTMができ、予算がある時にDAWを購入するなどの選択肢もできます。
高価格帯のオーディオインターフェースはDAWを持っているのが前提といった感があるので簡易版DAWはついてないことが多いです。
選び方3:自分の求める録音環境は?


入出力数などDTMの環境によっても求めるスペックは当然変わります。



個人でDTMをしており、アコギとボーカル録音がメインでコンパクトな宅録環境が欲しい方は2イン2アウトでもOKでしょう!
いくつものスピーカーでモニターしたい人はアウト数が重要ですし、バンド録音などとなると入力数も変わります。
また、現在はPCだけでなくIPADを中心としたレコーディングも普及しておりIPADのアプリにも対応したデバイスか?など自身のDTM環境にあったものを選択すべきかと思います。
ここから2021年おすすめのオーディオインターフェースを紹介していきます!
コスパが良い!KOMPLETE AUDIO2!


価格:16,800円~
入出力数:2イン/2アウト
廉価なコスパに強いオーディオインターフェースKOMPLETE AUDIO2が新発売です。NATIVE INSTRUMENTS社といえば膨大なサンプルとソフトシンセバンドルであるKOMPLETE12を発売しているオーディオメーカーとして非常に有名です。ソフトシンセ「MASSIVE(マッシヴ)」などEDM界でも必須といえるシンセを発売している会社です。
このKOMPLETE AUDIO2は現在の小規模のレコーディングや配信、ギタリストなどに最適なコンパクトで手軽なオーディオインターフェースです。
2イン/2アウトと使い勝手のいいデバイスとなってます。



ツマミの大きな操作性に優れたデザインも素敵で、大ヒット音楽製作ソフトのエイブルトン10LITEも付属してます!
嬉しいですね。エイブルトン10といえばEDM界の寵児スクリレックスが使用していることでも知られています。
・サウンドハウスNative Instruments (ネイティブインストゥルメンツ)KOMPLETE AUDIO 2¥16,800円送料無料
・アマゾン価格Native Instruments (ネイティブインストゥルメンツ)KOMPLETE AUDIO 2¥16,800円送料無料
・楽天市場
相変わらずの大人気!UR22MK2!
1万2-5千円くらい!
入出力数:2イン/2アウト
UR22MK2は発売以来安さに対してのクオリティの高さから大人気のIOです。
自分も持っておりスタジオに持ち込んで使用していました。


入出力数は2イン2アウトとなってます。
そしてDAWはCUBASEの簡易版CUBASE-AIが付属しており初心者でもすぐにDTMを楽しめます。
老舗DAWのCUBASEを発売しているスタインバーグのデバイスということもありCubase との相性バツグンです。新しいMK2はIPADにも対応しているのが大きな特徴です。
IPAD用のDAWアプリ「 Cubasis LE」が利用できます。
場所を選ばずに録音ができるのは嬉しい限りです。IPadとの接続には、「ライトニングUSBアダプタ」が必要です。
廉価版のオーディオインターフェースの今や代名詞といった感があるUR22MK2おすすめです。


コンプかけどりに注目!RUBIX24!


価格:2万2,3千円~
入出力数:2イン/4アウト
人気のRUBIX2のグレードアップです。
RUBIX24はレベル・インジケーターが見やすくて特徴的でなんといってもコンプレッサー/リミッターが搭載されているのがメリットです。
入出力数は2イン4アウトとなってます。
DAWはAbleton Live(エイブルトン) Liteをバンドルされているのが嬉しいですね。
この価格でコンプ機能搭載など非常にコスパが高いモデルかと思います。
・サウンドハウス ROLAND (ローランド)Rubix24 USBオーディオインターフェイス (UA55後継機種)¥21,794円
・アマゾン価格ROLAND (ローランド)Rubix24 USBオーディオインターフェイス¥22,680円送料無料
・楽天市場
安くてレイテンシーの少ないIO!UAC-2!


価格:2万3千円~8千円
入出力数:2イン2アウト
UAC-2はUSB2.0約10倍の転送速度を可能としたUSB3.0を採用しており、音の遅延であるレイテンシーは2.2msという驚異的な強さを誇っています。
それでありながら値段は2万円台と価格破壊のようなスペックの高さで人気を獲得しています。
PCにアプリを入れ込んでUAC2の設定を画面上から操作することも可能です。
リバーブやローカットやファンタム電源の設定など視覚的に分かりやすく操作できます。
この価格でリバーブなどDSP機能がついておりPCのCPU負荷のないレオーディングが可能となってます。
DAWはCUBASE-LEがついてくるのが嬉しいですね。
コスパに強いオーディオインターフェースです。
・アマゾン価格 ZOOM (ズーム)UAC-2 オーディオインターフェイス USB3.0USB接続オーディオインターフェイス ¥22,356円送料無料
・サウンドハウス ZOOM (ズーム)UAC-2 オーディオインターフェイス USB3.0USB接続オーディオインターフェイス ¥22,356円送料無料
・楽天市場
TASCAM (タスカム)US-366-CU


価格:1万8千円~2万円
入出力:切り替え式最大6IN6OUT
タスカムのUS-366もこの価格帯にして音質の良さで定評を得ているIOです。
DAWはCubase LE が付属。購入その日から曲作りができます。
嬉しいのがお得な値段なのにDSPがついている点です。リバーブエフェクトなどを低レイテンシーで使うことができます。
コンパクトで重さも500gほどなのでスタジオへの持ち込みやライブ使用でも活躍してくれそうです。
・サウンドハウス: TASCAM (タスカム)
US-366-CU-¥17,820 税込送料無料
・アマゾン: TASCAM (タスカム)
US-366-CU-¥18,000円 税込送料無料
中価格帯の雄!スタインバーグUR-RT2!


価格:3万7千円~4万円前後
入出力数:4イン/2アウト
老舗の音楽制作ソフトCUBASEを発売しているスタインバーグの最新オーディインターフェース「UR-RT2」。洗練された高級感がありかつコンパクトなデザインはもちろん、定番の高音質マイクプリ「DPRE」を搭載しています。
スタインバーグの「DPRE」は有名ですね。
そしてトランジスタにはニーヴデザインのものを使用しています。ここが大きな特徴かと思います。
UR22MK2やUR28Mよりも高い価格帯のハイグレードモデルといった位置づけでしょう。
入出力数は4イン2アウトとなってます。
DAWを持っていない人にも嬉しいのがCUBASE-AIが付属している点です。こちらは有名DAWであるCUBASEの簡易版で、UR-RT2を購入したその日からDTMを始めることができます。
そしてIPADのレコーディングにも対応しているのが大きなメリットです。
現代の音楽制作を追求したデバイスとなってます!
おすすめです!
・アマゾン価格STEINBERG (スタインバーグ)UR-RT2 USBオーディオインターフェイス¥37,789円送料込み
・サウンドハウス STEINBERG (スタインバーグ)UR-RT2 USBオーディオインターフェイス¥37,789円送料込み
・楽天市場
関連記事 スタインバーグのオーディオインターフェースUR-RT2特集!


UADプラグインも使用可能ARROWアロウ!
価格:¥58,000(税抜)(¥62,640 税込)~
入出力数:2イン/4アウト
下記のAPOLLO TWINは数あるオーディオインターフェースのなかでもその音質のクオリティと操作性の高さで確固たる地位を築いています。
そのAPOLLO TWINの超優秀な遺伝子を引き継ぎ、高品質で明瞭なサウンドを実現し安定性・操作性も保ちながらもさらにスマートにコンパクトになったIOがARROW(アロウ)です。
最高24ビット/192kHzの高音質のレコーディングや2イン/4アウトでバスパワーでの駆動、Thunderbolt™(サンダーボルト) 3対応など・・・・・



オーディオ業界の老舗でありながら最先端を行くユニバーサルオーディオの傑作オーディオインターフェースとなってます。
有名で超秀逸なUADプラグインが使えるのが嬉しいですね!
UADプラグインを使うための頭脳であるコアが1つのため、UADプラグインをバリバリに使い倒したミックスなどは厳しいかと思いますが、ボーカルのかけどりなど重宝するかと思います。
さらにUADプラグインを使用したい人はAPOLLO TWINシリーズの2コアや4コアなどが良いかもしれませんが高音質マイクプリでの録音をある程度値段を抑えて実現したい方などARROWは期待に応えてくれるかと思います。
・アマゾン価格Universal Audio ARROW¥ 62,640税込送料無料
・サウンドハウス UNIVERSAL AUDIO (ユニバーサルオーディオ) ARROW Thunderbolt接続オーディオインターフェイス 62,640円
関連記事 オーディオインターフェースARROW(アロウ)の魅力!


プロクオリティが宅録で!APOLLO TWIN!


価格:8万3千円-14万5千円くらい。値段は後述するDSP機能のためのコア数とアポロツインMK2かUSBかによって異なります。
入出力数:2イン/4アウト
アポロツインは非常に有名なオーディオインターフェースです。
音のクオリティの高さだけでなくUADプラグインが利用できるという大きなメリットがあります。
自分もスタインバーグのUR28Mからアポロツインへメインのオーディオインターフェースは移行しました。
WINDOWS環境なのでまずシルバーのAPOLLO TWIN USBを購入したあとにスタジオ据え置き用にパープルのAPOLLO TWINMK2を導入しました。



アポロツインの購入を考えたとき特にWINDOWSのPCにおいて動作環境の確認が重要です!
紫のMK2は現在、接続方式がThunderbolt3でUSBではないのでハードルが高いのでシルバーのAPOLLOTWINUSBという選択になることも多いかと思いますが、パソコンのスペックも確認が必要となります。
よければ記事まとめてますのでご参考までにご覧ください。
関連記事:APOLLO TWIN-MK2とアポロUSBタイプ購入!WINDOWS環境の注意点まとめ!
アポロはプロユースのモデルとしてのマイクプリの強さやクリアで解像度の高いモニタリングしやすい音質など驚かされました。
そして大きな魅力はUADプラグインです!


1176をはじめ、ビンテージの有名ハード機材をモデリングした超優秀なコンプやプリアンプやEQがほぼ遅延フリーでかけ録りできます!



とにかくUADプラグインのクオリティが素晴らしいです!
コンパクトなので持ち運びにも重宝しますね。世界的にも高評価の優秀なモデルでこの小さなボディにUNIVERSAL AUDIOの技術が叩き込まれています。
オーディオインターフェースとしておすすめです。
・UNIVERSAL AUDIO (ユニバーサルオーディオ)
APOLLO TWIN MKII DUO
¥110,160 税込
・APOLLO TWIN USB接続オーディオインターフェイス¥94,791 税込
関連記事 世界ヒットのオーディオインターフェースAPOLLO TWIN(アポロツイン)特集!


超高音質プロモデル!Babyface Pro!


価格:9万9千円~10万5千円
BabyfaceProはプロご用達のオーディオインターフェースです。
コンパクトでありながら視認性、操作性の高いスタジオクオリティの高音質を実現したオーディオインターフェースのBabyfacePro。



宅録はもちろんプロの現場にも耐えうるオーディオインターフェースです!RMEの歴史と技術が詰まったデバイスです!
値段はUSBタイプのオーディオインターフェースとしてはおよそ10万円台と高価格ですがプロ愛用者も多いBabyfacePro。
このオーディオインターフェース一台があれば音楽制作の強い味方となって活躍することと思います。
・サウンドハウス ¥92,408(税抜)(¥99,800 税込)
関連記事 RMEの 大人気オーディオインターフェースBabyface Pro 特集!


2020年最新オーディオインターフェースおすすめ!まとめ


安い価格帯でも優れたクオリティを誇るモデルからワンランク上の音質を求めたいミドルのもの、プロレベルの高品質さを追求したものまでひとえにオーディオインターフェースといえどスペックや特性は様々です。
- 価格
- スペック
- 付属のDAW
- 入出力数
- DSP搭載
DTMの広がりや、各社のデバイスの台頭と競争によりこれからもオーディオデバイスの選択肢は広がっていくことでしょう。
DTMを行う上でもかなり重要なポイントとなるオーディオインターフェース。
自身の求めるDTM環境や予算に応じたそれでいてグレードの高い素晴らしいデバイスを見つけて最高の音楽を作っていきたいですね!